身体を動かす企画についてつれづれ・その3

お盆です。

お墓まいりにゆくと最近荒れがちだった心が少し落ち着きました。
私のとこのお寺やお墓は空気が気持ちいいです。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
私は先日演劇教育連盟の全劇研の講座のアシスタントに行ってきました。毎年お世話になっております…。本当にありがとうございます。
演劇教育に関わる先生や、先生を目指す方々、興味のある方々が毎年この時期に集まって、いろんな講座が開かれるんですよー。今年は東京だけでなく、宮城や大阪でもやるそうです。すごいや。http://enkyoren.sakura.ne.jp/
さてさて。青山ねりもの協会の身体を動かす企画『立てば芍薬…。』も今週末に迫ってまいりました。
ぎりぎりまでしつこく参加者を募集中ですのでせひとも!お願いいたします。↓
せっかくなので今日も身体の事について少しだけ書いておこう。
私は、最近、子どもたちとかかわる機会が多いです。
主に高校生、中学生ですが。
子どもたちは本当にすぐに大きくなります。物理的に。
私もたぶん知らず知らずのうちに大きくなっていたのですが、あんな小さな体がぐいぐい伸びてゆくのは本当に不思議です。
中学生は一年生のときと三年生ときではもう別人のように感じます。身長だけ見てもそう。
高校生になると、女の子は大体、身長の伸びは落ち着いてくると言われます。
男の子はまだぐいぐい伸びます。一年生であんなにちっちゃかったのに、三年生でこんなに大きく…。なんてのは珍しくないし。制服とか、大丈夫なんかな。
私は女性の身体なので、それが影響しているのか、男性の身体の成長をみているとうわわわーとなります。心配になるというか…。圧倒されるというか…。
女の子より、身体の動かし方がよくわかってない感じがするんですね。中高生の男の子。なんとなく…。なので、たまにダイナミックな動きを見せるとハラハラします。
怪我するんじゃないかとか。 スポーツしてる子はそのハラハラ感が少ない気がするけど。
いや、でも、急に大きくなった身体を持て余している男子学生は見ていて少なくないと思うのです。
大学生ぐらいにになるとみんなもう落ち着いている感じはするのですが、この前大学生とあったらそうでもなかったです。なんというか、身体が、若い。
立ち方、歩き方、座り方、声の出し方…すべてに若さを感じます。
この若さとはいったい何なのだろう? とふと考えることがあります。
一つ、思い当っているのがやっぱり、学校という環境に慣れ親しんだ身体だということ。
育った環境の影響が身体に現れるのはもちろんですが、学校での身体の使い方って、当事者の時は全然意識できなかったけども、学校というものから離れるとこんなに顕著なんですね。(それがいいとか、わるいとか、そういうことではないです。)
なんとなく、その「学校グセ」が抜けると、大人の身体って感じがします。私は。
「大人の身体」という視点から考えると、身体に問題がある。というのも、大人の身体って感じがします。
子どもたちと出会う機会と同じくらい、年上の大人たちとも出会う機会があるので、その人たちを見ていると、大人の人たちの身体は腰が痛いとか、膝が痛いとか、視力が落ちたとか、やっぱりなにかしら問題を抱えていることが多い気がします。もちろん会話の中にもよく出てきます。おじさまおばさまたちは病気の話をすると盛り上がるんですよね。
長く生きてりゃそんなのは当たり前ですが。それが「老い」と呼ばれるものなのかなあ。
私は年齢的にもこれから老いてゆく身体です。
2月くらいにはじめてぎっくり腰を体験したり、頭痛や肩こりを意識できるようになったりと、身体との付き合い方がまた変化している時期なのだなと思っています。
恐る恐る、付き合っていこうと今のところは思っています。
しかし、もう、秦の始皇帝のように不老不死を追い求めたりはしないけど、いまだにそれらしきものは求める傾向は世の中にある気もしますね。少し前にアンチエイジングが流行って、今は素敵に老いることが流行って…。たぶんきっと、これからは身体の無い時代が来る!みたいな本を読んだことがあります。
身体の無い時代…。そうゆうことを、この企画で考えてみるのも面白いかもしれませんね。
無い身体で立つ…。
無い身体で座る…。
無い身体で歩く…。
…夏らしく、怖い話っぽくなりましたか。
こんな怖いことまで考えられたらいいな。
青山ねりもの協会の身体を動かすワークショップ企画『立てば芍薬…。』今月18日㈮からいよいよはじまります。
一日からの参加でも大丈夫です。ぜひ遊びに来てくださいね。↓
どんなことができるかな。いまからとてもたのしみたのしみです。
また開催中もレポートをこちらに書けたらいいな。と思っております。
金谷

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