「めだかの学校」

20080506233302.jpg今日は「うつぶせ」の反省会でございましたけどもこちらでは「めだか」の反省です。
「めだかの学校」はとりあえず、青山ねりもの協会の第一回公演。ということになってます。
(厳密にいうとその前にラーメンズのコントとかをやっていたのですが。)
写真は台本にかいてあった落書きちゃんです。
この作品、形式としてはオムニバス(?) 短篇コント集(?)この頃からなのですが、自分のつくる本ってどうジャンルわけしたらよいか微妙で。(ほとんどコントではあるのですが。)なんだかなぁ。
本当は最初違う本をやろうと思っていたのですが色々あって没。
色々あっての「めだかの学校」。高校の普通の教室での上演でした。
ほぼ五本の短篇のお話で成り立ってはいますが、全部なんとなく話がつながっています。よくある手法のやつです。
「めだかの学校」は本的には結構普通なコント(ってなんだ)なのですが、当時にしてはぶっ飛んだ演出をしていたので、それだけは現在の自分でもビビります。
今の自分じゃ絶対思いつかない、三階の教室の窓の外に全長二メートルのめだかを飛ばすという。もうなんかアホな感じの。
とんでもない若さを持っていましたあの頃。
本の文章も若くて、ネタも若くてしかもそんなに面白くないのですが。
くだらなすぎてむしろ逆にいとおしくなっちゃう感覚も今はありますが。
今となってはその若さが良かったのかなぁと思います。いうなれば褒められる点はそこだけなのですが。
テーマ的なものを明確に定めるのを嫌っていた時期でもあったので、その分、楽しさだけとか、やりたいことだけとかが多くなってしまって、それにくっついたストーリーをなんとかうまいこといい感じにしてやろう的な魂胆がみえみえなのが姑息な感じで。ある意味私っぽい作品だと読み返してみて思いました。
いや、でも。
現在でも「テーマ」というものをなんとなく嫌うクセがあって。大事なのはわかってるのですが。
「言葉」によって明確にあらわしてしまうと、『私の思っていたのはこんなもんかー』と私の中でなにかが減ります。半分くらい。
そんな経験ないですかね?
いや、でも。
最近はその『私の思っていたのはこんなもんかー』の『こんなもん』の美しさというかなんというか。
そうゆうのの良さを感じることもあります。
『こんなもん』って表した瞬間はなんかしょんぼりしますけど。いまだに。
どちらかというと『こんなもん』の表現の仕方がまだ未熟なだけかもですね。
ボキャブラリーってやつですか。あらら。
でも、そのテーマとかそうゆうのを言葉にする、『こんなもん』にすることって、やっぱ格好つけることなのかなぁ、とも。
そしたら私はどちらかというとやっぱ、格好なんて後からついてくるもんだろ?って格好つけたいなぁとか少し思います。
うーん。じゃあどうすれば良いんだ。みんなどうしてるんだ??
・・・とりあえず。
「めだかの学校」は若いんです。ね。とりあえず。
でも若さって二度とおんなじものは出ませんね。
キラキラして素敵。(←これは誰しもが持ってると思います。素敵な若さ。私にもありましたし。)
結局は。そうゆうのを残したいとか、私たちはここにいたんだぞみたいな。そうゆうこっ恥ずかしい青臭いものが伝えたかったんだと思います。当時の高校生の私。
まぁ、
要は学校が大好きだったって話。
ガキねぇ。
というわけで。
「めだかの学校」
反省終わり!
金谷

この投稿へのコメント

  1. 金谷 said on 2008年5月21日 at 9:06 PM

    追加。
    いや、でも。
    テーマのない芝居とかそうゆう意味じゃなく。
    もちろん伝えたいものがあるのが定説?だと?思う?ので?
    要するに最初からテーマを言葉にするのは難しいというお話。
    ・・・いまさらこんなん足してすいません。

  2. うめ said on 2008年6月12日 at 1:08 PM

    いや ぁ
    ナオの本はいいよ
    またやりたいね!

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