青山ねりもの協会 授業企画 vol2『夏の終わりの羅生門』
2016年8月19日(金)~21日(日)
普段、学校で国語を教えている金谷が普通に授業をしてみます。
そして、授業の後に題材となった作品をみんなで読んで、リーディング(?)をしてみたいと思います。
芥川龍之介の『羅生門』をやります。
夏の終わりに、学生時代に戻ってみたり、ちょっと声を出してみたり、体とか頭を動かしてみたりしながら、私たちと一緒に遊んでくれる方を募集しています。どうぞよろしくお願いいたします。
『羅生門』とこの企画について。
教材としては定番中の定番である『羅生門』。芥川龍之介の初期の短編作品です。学生時代に授業でやった記憶が残っている方もたくさんいるかと思います。本当に、いつまで定番であり続けるのでしょうか。私も学生時代にやって、今現在も授業でやっていたりして、その時間を考えると、ほとんど恐ろしいくらいです。
私の今のところの手触りでは、『羅生門』は非常にスマートなイメージです。あらゆる技の決まり具合が美しくて、とてもかっこいい。芥川だなあ。ほんと、芥川だなあ。と読むたびに思います。でもその「芥川だなあ」っていうのが、どういうことなのか、実はあまりよく分かっていません。
実は前回、夏目漱石の『こころ』をやったのですが、前回同様、今回の企画は別に、文学のすばらしさを世につたえたい!みたいなことじゃなくて、あるいは、受験に役立つぞ!みたいなことでもなくて、ただ単に、何かについてみんなで話すこととか語ることをゆっくり、ぜいたくに、気軽にしたいなあと思っているだけです。普通に授業をやってみたりもするつもりですが、何かを教える場にはきっとならないと思います。私の解釈はきっと間違っているし、きっとあなたの役には立たないと思います。
しかし、最近、ちょっとゆっくり考えることとか、それを言葉にしてみることが大人もこどももきっと大事なんじゃないのかなと思っていて、そういうことについて、私のできることはこういうことかなあと思っているので、やってみます。
また、今回は授業をしてから、作品をみんなで読んで、最後には少し発表もしてみたいと思っています。朗読というか、リーディングというか、演劇でもいいんですが、なにかしら表現することで、作品についてとか、言葉についてとか、今日の晩御飯についてとか、いろいろ、考えることもたくさん増えるのではないかと思っています。
小さな、楽しい企画になればいいなあと思います。よろしくお願いいたします。
金谷奈緒
- 参加費
- 500円
(テキスト代・お茶代)
- 定員
- 20名まで
(先着順)
- 日程と進行予定
-
8月19日(金)17:30~21:30 授業
8月20日(土)13:00~21:30 授業と創作
8月21日(日)13:00~21:30 創作と発表、ふりかえり
※1日だけの参加、遅刻や早退も可能ですが、最初の参加時に参加費500円をいただきます。ご了承ください。
※未成年の方は夜遅くなるので事前に保護者の許可を得てください。
※車椅子等をご利用の方は事前にお問い合わせください。
- 場所
- 都内某所
(豊島区・練馬区の公共施設を予定。決定次第、参加申し込みいただいた方にお知らせいたします。)
- お申込み・お問い合わせ
-
メールにて受付。
参加希望の方は、件名に、「授業企画申し込み」と明記のうえ、本文に、①氏名(ふりがな)②アドレス③電話番号④参加予定日を書いて下記アドレスまでお申し込みください。
お申込み3日以内に下記アドレスより申し込み完了のメールを返信いたします。※3日以内にメールが届かない場合は、お手数ですが今一度、お問い合わせください。また、その際メールの受信設定を再度ご確認ください。