ちまきの会報告書〜6月〜

20120619191900.jpgおそばせながら、6月のちまきの会報告書!
今のところ月一回のペースで、本番のない稽古、あるいは演劇あそび、演劇っぽいサロン、ちまきの会とよばれる会を開いています。
6月は台風直撃の日にちまきの会を行いました!
今回やったのは、言葉の最大単位の文章から言葉を分解していって、最小単位である単語、あわよくば超最小単位である五十音にまで分解して、シェークスピアの『ハムレット』の一場面をやってみるというのが一つ。
金谷が大好きなローゼンクランツとギルデンスターンの場面をやってみました。
先ずは普通に読んで、立ってシーンの構築。普通に読むだけでも成立しにくい古典の言葉。
そこから分解していきます。会話を文節で区切って無理やり間をいれてシーンを成立させます。
その後は単語だけで会話。
分解していくと間のニュアンスが増えて、言葉以外の情報量が増えていく印象です。
ていうか、増えたのではない。そこにあったものが言葉によって意識されなかっただけで、言葉を分解していくと、それが意識されるようになっていく。
最終的には五十音で会話。もはやなんの話をしているかという情報は伝わらないけれど、関係とか、わずかなニュアンスは分かるというシーンになりました。
役者さんによって、文章で構築されたシーンが得意な方と、単語で構築されたシーンが得意な方がいて、ふむふむ。面白い。
面白いが、これをどうしようという感じです。
ちなみに写真は単語で会話した時に、みんなで色々考えていて、単語でしか言葉がでない状況をハムレットを離れて役者さんたちが勝手に即興でやりだした図。
お互いに持っている文化が違うので、単語で会話せざるをえない。ちなみにパンダの話をしています。パンダはわかるけど、ある人の文化ではパンダは「パンダ」という名前じゃないので分かり合えてません。ので、分かり合おうとしています。最終的に上野動物園に行こうか。ぐらいまで即興で話が進みました。
後半は、ハムレットから離れて、五十音から文章を構築にしていく楽しい遊びができないかと思って金谷が勝手に妄想していたゲームを実際にやってゲーム作り。
もじぴったんみたいなゲームの土台ができました。
「勝手にチョモランマ」というゲーム名です。今度またやりたいです。
そんな感じで、ざっくりと、しかし一歩づつ、言葉について考えております。
次回は7月中のどこかで。言葉についての第3回目を行います。
ご興味ありましたら是非、お近くのねりもの構成員までお問い合わせくださいー
金谷

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