ニュークリア・エイジのメモ

ちょっとだけ整理できそうな気がしてきたので殴り書いてみます。
今回、つまりは、どうしようもないことをずっとわあわあ泣き叫んでいただけで、それになんの意味があるのだろうってことはずっと考えておりました。
あなたに会いたいというただそれだけでした。それがパンフレットに散々のっけた実感という言葉。
いくら逃げたって、そこにあるもんはある。そんなのはわかりきってる。
でもないものもある。あ、もう変な言葉だ。ないがある?じゃあある?もう!
何もないはあり得るの?そんなの幻想だし、そんなこともわかってる。だけど、子供のようにその何もない、無の可能性を信じたかった。
でも、無の可能性っつったって、それ、なんの利益があんのよ?おいしいの?楽しいの?それでも今回は、それを可能性と呼んでます。
でもそれは限りなく原作の『ニュークリア・エイジ』のテーマでもあると私は思っています。
今回もあほのようにたくさんの言葉を使わせていただいて、私はもっとその言葉たちに敬意を払わねばならなかった。今回は珍しく私の言葉はほとんどない。全てがコピーアンドペースト。言葉。言葉。言葉。大好きだから、ふとしたときに嫌いになっていきます。その嫌いがもっとちがう次元にまで消化できないと駄目だった。本当に。
あとは役者たち。私は役者たちがもう好きすぎて愛しすぎて嫌いでなんつーか、重い。その重さが役者の邪魔をしているというのは何回かやってきてわかっていたことなのですが、今回もまたやってしまった感。役者たちにまた顔があわせづらくなっているよ。
作品つくりに対しても、私の愛はなんにおいてもめんどくさい!がーっ!こういうところで私の普段発揮されない女子力が発揮されるので、良いところと悪いところが非常にある。
今回、稽古の段階で役者さん方がそれぞれの言葉でこの作品に向き合ってくださったのが非常に印象的だった。付き合いの長いねりもの構成員も、こんなに語ってくれる方々だったかな?と思うくらい。それがみんななにかよくわからない同じものを捉えていて、奇跡というものを信じたくなってしまいました。マジで。
みんなすごく不安だったのだと思います。私が明確な言葉をもたないぶん。余計。
役者さん方には最初の稽古時に今回は全員胃を痛めてくださいとお願いしておりました。恐らく、本当に胃を痛めてくださった方もいました。私は内臓が健康なのでそのぶん違うところで色々とダメージ。
お客様も大変だったかと思います。双方、なんの利益もない。しかし、そういうことをやる場所が少な過ぎる気がする。それは今の時代とか。普段子どもらと触れ合う機会が多いとか、そういうこと個人的ないやらしいことも関係していて、本当に駄目だと思う反面、わあわあと素直に泣き叫んでなにが悪い。少なくとも私は悲しいんだ。苦しいんだ。私と似たような気持ちの人だって山ほどいるんだ。という気持ちと、
なにも演劇でそれをやることはなかったんじゃねえのか。大人なんだからそんなのやめて未来を考えろよ。みんな未来のある素敵なものがみてえよ。わざわざ2000円出してんなもんみたくねえよという気持ちと、
もう、相反する気持ちのツッコミ合戦で本当に心が忙しかった。
でも結局、これをやったということは、私はその子どものわがままみたいなものになにかしら意味を見いだしていたんだとおもいます。
だからこそ、ああ。本当に申し訳ない気持ちが終わると強くなるのです。今の私には演劇しかなかったんです。あるいはいまだにそう思いこんでいるのです。
相反するものとか、今回は構造も、役者の中身もなにもかも全部それで作っていて、相反するものをぶつけてないをつくろうと躍起になってました。
波のたたない瞬間の今ここ!がどうしたってやりたい。そんなのは幻想だからこそ演劇が最適なんじゃねえのか?これは、ここ最近の本公演でずっと持ち続けているものです。
今回の公演。今となっては、稽古場で感じていたなんだかよくわからないものがその波のたたない瞬間のことだったんじゃないかとも思っています。都合よく考えすぎかも?でも、お客様からいただいた感想には確かにそれを捉えてくださった方がわずかですがいらっしゃる。我々とバイオリズムが重なった方のみ。それだけでも本当に充分だと思えるほど。幸福。
しかし、私の下手さゆえにそれが演劇の場としての幸福として成立していなかったことが本当に本当に悔やまれます。
私は下手すぎる。なんでこんな3時間20分もかけなくちゃならなかったのか。なんでこんな手法じゃなきゃいけなかったのか。反省点は山ほどあって。毎回のことですが、演劇やめた方がいいのではないかという自分自身へのあれこれ。
もうなにかにべったり頼りたいという甘えをめちゃめちゃにフルボッコしてしまうまでもうちょい時間がかかりそうです。
無の可能性?愛?なにかしらの意味?奇跡?波のたたない瞬間?そんなに大それたことを考えているつもりはまったくないのですが、ある種の中2病をこじらせている気がする私が求めてやまないこれらをちゃんと言葉にするまでもうちょい時間がかかりそうです。馬鹿だから!
だからもうちょっとだけ、誰かの力を借りたいと思っています。それはもしかしたら個人的な周りの関係性だったり、また演劇というフィールドだったりするのかもしれません。本当に自分勝手で申し訳ないけど、多分私はごめんねっていいながら刃物持つ最悪のタイプだわ。ゲロッ。
まだまだ整理がついていないことばかりだけど、とりあえずここまで言葉にしておきます。
相変わらず気持ち悪いメモですみません。ゲロゲロ。
金谷

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL