安倍晴明

『大鏡』について五回目くらい!

稽古ももうすぐでやっと全員揃いそう!楽しみだが時間が迫っていることにあせりつつ。
こちらも私の頭の中の整理としてやっている感じもあるのでがんばるぞ。

今日から道長さんに近しい方々もご紹介していこうと思います。

道長さんの生きていた時代も今でも良く聞く有名な方が結構いらっしゃいます。

そのお一人。もう紹介するまでもない感じの方をご紹介!

その名も安倍晴明。
平安とか、そんなの全然知らなくて一度はも聞いたことがあるかと。思います。

恐らく、現代では妖怪とか物怪とか。ちょっとファンタジックなレベルで語られることの多い方。そういう逸話がたくさん残っているから仕方ないですが。
でも、この方もとりあえずちゃんと、本当にいたっぽい。っぽいなので、いたかどうかちょっと不安。原作の『大鏡』にはちょこっとだけ出てきます。
実は道長さんと同じ時代を生きた方です。

そういえば政治家でない人をご紹介するのは初ですね!安倍晴明といえば。稀代の陰陽師でございます。
いまでこそ、占い師!みたいな印象の強い陰陽師ですが、実は当時はちゃんとした政府機関だったようです。
ていうか、陰陽師ってどんな仕事するの?やっぱ妖怪倒すの?って感じですが、まあ、近からず。遠からず。かと、思います。

ウィキペディアでは陰陽師はこんな解説がされております。↓

古代日本の律令制下において中務省の陰陽寮に属した官職の1つで、陰陽五行の思想に基づいた陰陽道によって占筮(せんぜい)及び地相などを職掌とする方技(技術系の官人。技官)として配置された者を指すが、それら官人が後には本来の律令規定を超えて占術や呪術、祭祀を司るようになったために陰陽寮に属する者全てを指すようになり、更には中世以降の民間において個人的に占術等を行う非官人の者をも指すようになり、声聞師と重ねられることもあって「声聞師」と呼ばれる場合もあった。

難しいですね。

 昔の中国で生まれて、日本に伝わって来た陰陽五行の思想がまず把握しきれないのですが。いまでいう風水とかも、これが起源なんじゃないかという説があります。

 風水とかいっちゃうと、やっぱり「占い」じゃん!って感じではありますが、平安時代の頃はどちらかというと、こういうのは科学の分野でございました。なんで夏は暑いんだろう?とか、なんで病気になっちゃうんだろう?とか。人の手ではどうしようもないものを考える・解明するための仕組み(いまでいう科学的根拠)の一つが、つまるところ陰陽五行などの思想だったわけですね。

それを研究したりする機関が陰陽寮と呼ばれる政府機関でした。安倍さんもそこに所属しておりました。
なので、ひとくちに陰陽師といっても色々お仕事の種類があるようです。
ええと。なんというか、基本の思想・考え方は一緒ですが、学問体系に広がりがある。みたいなものでしょうか。物理学なんだけど、力学、熱力学とか色んな体系あるし。専門分野でいえば素粒子物理学とか原子物理学とかいろいろある。みたいな。

主に、どの土地にお家を立てたらいいのか。とか。(いまでも、新築立てるときは神様にお祈りしたりしますよね。)
どんな日に、祭りやら式典やら旅行やらを行うべきか。とか。(いまでも大安とか友引とかありますでしょ?)
そういうのの相談の仕事が結構多かったみたい?です。ちょっと全然詳しくないので、間違っていたらごめんなさい。

ちなみに安倍さんは天文学の専門家です。なので、上でいうと、後者の、暦とかのお仕事に関わることが多かったのではと思います。

でも、『大鏡』で出て来る安倍さんは普通にさらっと式神をつかって家の扉あけたりしてるので、やっぱり、なんか、そういう「能力」みたいのはあったんでしょうか?
しかしながら、陰陽師は当時はあくまでも科学技術者っぽいポジショニングであって、皆が安倍さんみたいな力を持っているわけではないということは確かだと思っております。

安倍さんは道長さんよりもはるかに年上ですが、とても長生きされたので(81~88歳とかいう説がありますが全部定かではないです。)道長さんとは結構交流があったようです。
道長さんも例外でなく、何かしらのお祝いの日にちを安倍さん相談したりだとか。あとは普通にお酒飲んだりとか。仕事のお付き合いだったのか。仲良かったのかは知りませんが、道長さんと安倍さんが一緒にいるお話はいろいろ残っています。後の創作の可能性は大いにありますが。どちらも有名な方なので。そういうのよくあるよね。

私は、道長さんとのエピソードではないけど、道長さんがトップの地位を手に入れた時代の帝、一条帝が安倍さんに、内裏(帝が生活する場)に鳩がいて、ずっとあのへんから動かないからどうしたらいい?みたいな相談をしたエピソードが地味に好きです。安倍さんは「ほぼただの鳩」と判断したらしい。
こういうどうでもいいエピソードがあると本当にいたっぽいと思う。

この頃には仕事も引退してかなりのおじいちゃんなはずですが、その才能のおかげで、晩年までけっこう周りの方々の相談などにのったりしていたようです。
ちなみに息子とかも一応史料には残っています。(息子も不思議な力が多少あったとか。ないとか。)彼も結婚して、子どもがいて、家族がいたと思うと。なんだか不思議ですね。

そんな安倍さんを担当しますのが杉田健介氏。ちゃびぃさんとわたしたちは呼んでおります。金谷の大学での数少ないお友達のお一人。青ねりには何度か出演して下さっています。
今回、スタッフさんで最初ご依頼したのに、俳優さんで出てくださることになって。彼には本当に頭が上がりません。

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とにかく青ねり周りの人たちからのモテが半端ないです。男女問わずみんなちゃびぃさんが大好きなんですがご本人は一向にそれを信じてくれません。今回もカンパニー内で着実モテているので、本当はだれよりもイケメンなんだと思います。新婚さんです。くそうらやましいです。

彼は暴力みたいなお芝居?、球?をだしてくるので、みんなちゃびぃさんの喋ってること聞いちゃう。で、それを聞きすぎちゃ駄目よっていざなうのを毎回やってるがする。
但し佐々木さんだけはちゃびぃさんの天敵なのでちゃびぃさんの能力はほぼ無効。
仲悪いとか相性が悪いという意味の天敵じゃないです。たぶん仲いいです。この前お洒落なティッシュBOXをちゃびぃさんから佐々木さんにプレゼントしてましたし。

たぶんイケメンでたぶん仲良しなひとたちがいる『大鏡』。もうすぐです。チケット予約はHPトップへ戻って専用予約フォームからどうか!

それでは。今日はこれで。おやすみなさい。

金谷

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