平澤出演情報『RUR』

あけましておめでとうございます!

無事に年越せました。今年平澤は前厄になります。いい役に巡り会える様に精進していきます。

さてさて、公演のお知らせです。

気が早いのですが、2月にお世話になっております戯れの会に出演いたします。

『不条理な演劇祭(2015)』、『旦那さまはハンター!(2016)』、『Huis Qlos―出口なし―(2017)』と学習院大学の教室を劇場に変身させて、贅沢すぎるキャストスタッフ陣を揃えるにも関わらず無料で公演をする、というとんでもない企画の4回目でございます(笑。

今回はカレル・チャペックの『RUR』。

『R.U.R.(原題:Rossumovi univerzální roboti, 英訳:Rossum’s Universal Robots)』は、1920年にチェコの作家カレル・チャペック(Karel Čapek, 1890-1938)が著したものです。「ロボット」とは、「労働、賦役」を意味するチェコ語のrobotaから語末のaを取った造語であり、この戯曲において初めて登場しました。

いまの時代ロボット、というと鉄腕アトムとか鉄人28号、ガンダムとか…硬くてメカっぽいものを想像しますが、この戯曲の中に登場するロボットは見た目も内容物(内臓)もほとんど人間と変わらない設定です。

それゆえ、書かれてからほぼ100年たった今でもこの戯曲は新鮮で、生々しくって、今の我々が抱えているもやっとしたものとも通じるところがあります。

今回はリーディング公演なので、チャペックの言葉、世界を存分に味わえる内容になると思います。

ちなみに、ちょうど10年前に演出の多和田さんの演劇製作体Drama Reading Projectの旗揚げ公演もこの『RUR』だったそうです!素敵!

10年前にも参加していた俳優も、戯れの会になってからお世話になっている俳優も、今回初参加の俳優も一丸となって頑張りますのでどうぞよろしくお願いします!

学習院リーディングセッション『RUR』

期間 2018/02/22 (木) ~ 2018/02/25 (日)

2月22日(木)17:30
2月23日(金)17:30
2月24日(土)13:00/17:30
2月25日(日)13:00

会場 学習院大学西1号館1階特設劇場
出演 松山立、窪田壮史、板橋恭史(劇団朋友)、救仁郷将志、金井迪大(劇団S.W.A.T!)、椎名健、平澤萌花(青山ねりもの協会)、吉田直子、蒔村三枝子
脚本 カレル・チャペック
演出 多和田真太良
スタッフ 【ドラマトゥルク】関根麻里恵
【美術】吉田健嗣
【衣裳】小出美奈
【制作】岡村正太郎・中里昌平
料金

無料

人間の仕事を代行させるため、新たな「労働者」が製造された。「ロボット」と名付けられた彼らがやがて世界の原動力となった時、人間たちにはどんな未来が待っているのだろうかーー。

チェコの劇作家カレル・チャペックが1920年に発表した戯曲『RUR』。「ロボット」という言葉を生み出したことでも知られる本作は、ジャーナリストでもあったチャペックの鋭い先見性が垣間見れ、約100年経った現在でも示唆に富んでいます。
今回はドラマリーディングの形を巧みに利用し、五感に訴えるさまざまな仕掛けとともに、彩り豊かな俳優陣の声の競演をお届けします。
主催:学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻
共催:学習院大学文学会、学習院大学文学部英語英米文学科/ドイツ語圏文化学科/フランス語圏文化学科
製作協力:戯れの会
ご予約

携帯からの予約はこちらをクリック!

戯れの会の稽古場日誌もぜひご覧くださいませ!

2月先すぎるよ〜!

ですとか、

なんか内容が難しそう…

という方におすすめなのが、

公演に先駆けて開催いたします…

「ワークショップ「聴く」ことばと「効く」ことばードラマリーディングの魅力ー」

身体表象文化学専攻主催/学習院大学文学会共催

学習院リーディングセッション『RUR』・ワークショップ「「聴く」ことばと「効く」ことば―ドラマリーディングの魅力―」
日時:2018年1月15日(月)18:30~20:00

会場:南1号館301教室

キャンパス案内 

受講料:無料

申込:不要

概要:俳優がテクストをことばのみで再現し、観客を豊かな劇世界へと導くドラマリーディング。
ワークショップ前半では実際に『RUR』のプロローグをリーディングし、セリフを際立たせることの意味と、最小限の動作を加えることの効果を、その本来の役割を理解した上で検証します。
人間のために労働するだけの存在として生み出されたロボット。
後半は「彼ら」に対して登場人物たちが交わすように、参加者全員で多様なディスカッションを展開します。まるで演劇の稽古のような密度の濃い体験をしていただくことになるでしょう。

奮ってご参加ください!

詳細は→学習院リーディングセッション『RUR』・ワークショップ「「聴く」ことばと「効く」ことば―ドラマリーディングの魅力―」

というわけで、一発目公演とワークショップのお知らせでした!最後になりましたが本年もよろしくお願いしますっ!

平澤

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