『RUR』

おはようございます。

いつも通りのなんでもない朝です。

この間の日曜日まで必死に未来と終末、それから愛について考えていたと思えないくらい、世界は比較的滑らかに私がよく知っている形で動いていました。元居たぽかりと空いてるところにすんなり座れるように頑張ります。

さて。
戯れの会、学習院リーディングセッション『RUR』無事に終了いたしました。

今回個人的には初のリーディング。リーディング自体観たのも1、2回くらいしかなかったので、どうしたらいいか全く分からない状態でしたが、演出の多和田氏はじめ、素晴らしい共演者、心強いスタッフ陣‥そして観ていただいたお客様のお蔭で駆け抜けられました。

前回の『ユイクロ』は約2時間殴り合いの格闘技のような疲労がありましたが、今回はほぼ座っていたにもかかわらず身体と心、そして頭がまんべんなく疲れました。毎回2徹したくらいの具合の悪さでした。

観ていただいた方はわかると思いますが100年前に書かれたとは思えないくらい今現在にもズシリとくる内容がでして。繊細に紡がれた言葉や、言葉で表されていないものを取りこぼさないようにと、いつ何時も誰も油断してはならない、とずっと緊張感が漂うそんな公演でした。

本番期間中に師匠が4楽章の、交響曲を演奏してる感じ、と言っていましたが、振り返ってみても本当にそうだったなぁと思います。

観てくださった方も大変疲れただろうと思います。楽しんでいただいた方もそうじゃなかった方も許されるなら全員分のお尻をなでてまわりたい気持ちです。

ちなみに今回平澤はダブリングで、プロローグ〜2幕をファブリ技師、3幕をロボットヘレナと2役やらせていただきました。

こちらのファブリ(男性)をわたしが演じるというのは、10年前D.R.P.公演で女優さんが演じていたからだそうでそれへのオマージュでした。楽観的でわりといいやつだった上に同僚も優しいおじさんたちばっかりで稽古中からRUR社で働けていることがとても楽しかったです。

ただ2幕までのおじさんたちの集中力が2幕後半〜3幕にモロ影響を及ぼすので、ほんわかしてるシーンでも逃してはならぬ!絶対に気を抜いてはならん!という緊張がビリビリ半端なかったです。

ロボットヘレナはロボットの中でもすこし特殊な子でした。ま、ガル博士がヘレナに似せて作った愛玩用なので(笑、仕事をすることには向いてないんですよね…。

それまでのヘレナに言葉も似ているのですがヘレナらしい感情的な台詞まわしを、いかにそれまでのロボットらしくやるか。
そして短いシーンの中でどう変化させていくか。この調整がなかなか難しく常に頭の中にメーターを思い浮かべながらやってました。せっかく身体鍛えたのでと物理的にも負荷をかけて無理な体制で佇んでいました。下半身と体幹仕上げておいてよかった、と心から思いました。

今回は『旦那さまはハンター!』以来の大所帯でしたがまたもや手練の役者たちと一緒にできて、本当に本当に勉強になりました。

(ちなみに今年も舞台上で蒔村さんとの絡みはほとんどなく淋しい気持ちです。まきさん、今度こそは!)

という具合で私の怒涛の2月は終わろうとしています。引き続き3月以降もがんばって生きようと思ってますので何卒よろしくお願いします。
とはいえ、この先の予定はボンヤリとしていますが、早いところ素敵なご報告ができるように精進いたします。

最後になりましたが、観ていただいた方もそうでない方も本当にありがとうございました!またお会いしましょう!

ひらさわ

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